ゼンマイで動く機械式時計の仕組み

機械式時計とは、一言で表せば「巻かれたゼンマイが元に戻る力を利用した時計」です。とはいえ、実際にはそれほど単純なものではありません。なぜなら、おもちゃのミニカーのようにゼンマイが一気にほどけてしまうと時計としての役目を果たせないからです。そうならないために、機械式時計の中には歯車を一定のスピードで動かす装置が組み込まれています。

それを実現しているのは複雑な歯車の組み合わせです。ゼンマイが一気にほどけてしまうのを防ぐ「脱進器」と、そのスピードを一定のスピードに保つ「調速機」が組み合わさることで、機械式時計は時計としての役目を果たせるのです。ちなみに、機械式時計の「チチチチ……」という心地よい音は、脱進器の中で歯車が受け止められる衝突音なのです。

電池で動くクォーツ式時計の仕組み

クォーツ式時計の「クォーツ」とは水晶のことです。さらに詳しく言えば、二酸化ケイ素の結晶である石英がクォーツ式時計に使われています。水晶には電圧を加えることで振動する特徴があります。その振動数は常に一定で、電波時計にも用いられているほどの正確さです。そんな水晶振動子が起こす振動を分周回路と呼ばれる部品が1秒に1回の信号に置き換えます。その信号によって、クォーツ式時計は時を刻むのです。

つまり、水晶の持つ性質によって、クォーツ式時計の正確さが保証されていることになります。とはいえ、水晶に電圧を加えることで起こる振動を利用した時計ですから、当然ながら動力として電池が必要となります。また、小さく複雑な電子回路を使用している精密機械といった側面もあるので過信は禁物です。

パテックフィリップのノーチラスは世界中で人気となっている腕時計です。文字盤には日付表示機能が備えられ、スタイリッシュなデザインとなっています。